最近では、いろんな雑誌で設計事務所が手掛けた新築住宅やリフォームを紹介するようになりました。とっても良いことだと思います。これから家を建てようとする人にとっては、いろんな比較対象ができるし、見れば見るほど目が肥えてくるってもんです。漠然とでも「こんな家建てたいなぁ」というのが見えてくると思います。ただし、「見てくれ」も大事ですが「本質」を忘れないようにしたいですね。
さて。
『背中の感覚』 をテーマにあげてみました。
つけられている......。
背中に嫌な視線を感じた。
咄嗟に反対側の電車に乗る。扉が閉まる寸前に飛び出す。
ホームを掛け上った。振り返る。
相手は見えないがまだ感じる...。
街並みの雑踏に紛れ込み、タクシーを2回乗り換えた。
ようやく撒いたようだ。相手はプロらしい...。 以上、探偵モノ小説にありがちな情景を書いてみました。
(書きたかったから書いただけの関係ない前フリ)。
喫茶店やレストランなどのお店に入った時に「どこ?」に座りたいと思いますか?たぶん、直感的に「窓際」や「壁際」を最初に思い浮かべると思います。私はそうです。ガランとした真ん中なんて、どうも居心地が悪くて落ち着かない。。。
これって、『囲まれた感じが無いと落ち着かない、後ろに何か無いとどうにもキモチ悪い』 というコトが起因してると思います。
(私が貧乏性だからかも...)
背中って見えないのに後ろのスペースが気になっちゃうのは「第六感?」が作用しているんでしょうか?それとも狩猟民族時代の危険を察知する能力??不思議ですねぇ〜。だから”穴ぐら”みたいなスペースが心地よかったり、狭いロフトが魅惑的だったりするのかもしれませんね。
(ちなみに私、恐い映画を見る時は壁に背中をピタリとつけないと見れません....冷汗。)
家の中の落ち着ける場所って、実は背中に安心という気配を感じられる場所なんだろうか??と思ってみたりする。
これは広々した気持ちよい空間であっても、こじんまりした空間であっても共通の感覚!
もちろん、息苦しくなるようではペケですが。。。
『背中がどう感じるか?』
これ、家を建てる時に実はとっても大切なキーポイントなのかも知れない。
やはり、背中には目がある!?
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