//  総工事費の内容  //

建築費は一般の人から見るとブラックボックスに包まれています。住宅を例にとると、同じような説明で坪 50万という所もあれば坪90万という所もあります。この違いはどこにあるのでしょう?
車に例えるとカローラとベンツのような違いです。営業マンは客の気を引くために軽自動車やカローラクラスの値段を言います。それは最低限の仕様です。かた や住宅展示場ではベンツを飾っています。豪華な仕様を施したオプションで固められています。素敵なものを見せられれば、欲しくなるのは人情というもので す。結果、安いと思っていた建築費は最終的には大幅UP。でも今更、後戻りできない。・・・なんか騙されたような気がする。家を建てた多くの人が感じてい るようです。


■現在、家を建てるには主に下記3種類のパターンがあります。
1.ハウスメーカーで建てる。
2.工務店で建てる。
3.設計は設計事務所、施工は工務店・建設会社。
そこで、コストの内訳を解説
※比較する為、総工事費は同じ(グラフのトータル)です。




■1.ハウスメーカーで建てる。

工事費 販売管理費 利益
実際は工務店が下請け。
工務店利益も当然含まれる。
広 告費
営業人件費
展示場経費
諸経費等
 

(メリット)
・商品化されているのでイメージは掴みやすい。
・一流メーカーのブランド品を買ったという気になる。
・面倒な手続きはおまかせできる。
(デメリット)
・似たような家が日本全国に存在する。
・規格化されている為、プランの制限がある。
・工事費以外に建主には関係ない無駄な費用が含まれている。
・たまにハズレがある。(新聞TVをにぎわせているアレです)
・メーカーは「
家という商品を売っている」。あくまでも商売。




■2.工務店で建てる

工事費 一式
設計?・施工・利益を含めた一式契約

(メリット)
・職人気質の良い工務店であれば、しっかりした建物を作る。
・伝統的な和風住宅にはオススメ かも。
(デメリット)
・最近はハウスメーカーの下請けをしている工務店が多く、ヘタを すると、ハウスメーカーもどきの家になる。
・凝った設計を求めるのは畑違い。昔ながらの一般的な家になる。


■3.
設計は設計事務所、施工は工務店・建設会社。

工事費 設計料
建主と工務店が直接契約 工 事費の
12%前後

(メリット)
・建主の立場で家創りを考える。・・かゆいところに手が届く!
建主の趣味に合わせた個性的な家を建てられる。
・予算に応じた設計をする。
※ローコストの場合、質を落とさず無駄を省くことを徹底します。
・施工中も監理を徹底するので建主には安心。
・ものづくりにこだわる事をポリシーとしているので、建主もやりがい がある。
・設計図完了後、数社に見積を提出させ、施工者を決定するので 相対的な建設費の判断がしやすく、選択肢も広い。
(デメリット)
・設計料が目に見えて発生する。
(ただし、このページを全部呼んだ人は良き理解者と信じてます。)
・いい家だな〜・・と近所の注目を集める。


※参考資料:住宅産業研究所、有価証券報告書
※住宅メーカーにより、販売管理費・利益率はバラツキがあります。





上記3つのグラフは総額を等しくした場合の比較イメージです。 総額は同じでも工事費の違いは建物の「質」の違いに現れます。 モチはモチ屋です。プランの良し悪しはハッキリでます。
よ〜〜く 考えて判断して下さい。












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