施主のMさんからは、「クオリティを確保しつつ、えっ?マジすか?というくらいコストを抑える」という、無理難題をありがたく頂き(笑)、、、四苦八苦しながら作り上げた家です。Mさんご夫婦の頑張りがあったからこそ、ゴールに辿り着けました。と、しみじみ思うのであった。Mさんありがとう。そして施工の原島さんにも感謝。
年末年始の三鷹
三鷹の家は、ローコストを実現するために施主施工が色々あります。1階の内装は、壁ラワン、天井ラーチ&梁むき出しです。色合いを検討した結果、白でベタ塗りすることに。年末からMさんによる塗装工事開始。作業中のMさんから12/26に私の携帯へ届いたメール、「外は、ガルバなう、です」
翌日27日、杉並区役所へ申請を出した帰りに三鷹へ立ち寄る私。夕方だったので、板金屋さんが仕事を終えるトコでした。作業中のMさんと話をして激励して、ジムショの左官用のコテを渡して年始の作業工程を確認。白ガルバ張りましたの図。
既にMさんは、現場で職人と同化しています。天井クロスを貼りに来たクロス屋さんから、「塗装屋さんですか?」と聞かれ、「はい、そうです」と答えたそう(笑)。ちなみにMさんの本業はデザイナーなんですけどね。
1月4日から私も合流。年明けからは、漆喰のコテ塗りです。Mさんたちは、2日から作業を開始していました。おぉ〜!進んでますね。「正面は、光が斜めに当たるから厄介な壁面ですよ〜」と、Mさんにプレッシャー与える私。「じゃ、荘司さんやって」「ゲッ、、」てな会話がありました。
反対側も途中まで進行中。
階段でつながるので1階の廊下壁もコテ塗り。ついでに洗面室壁もコテ塗り。Mさんご夫妻は、1年前に中尾の家の壁塗り時に手伝いに来てくれていました。「あの時にやっておいて良かった」と、ご夫妻の弁。
翌5日の朝。塗りきっています。私は既に筋肉痛。あとは細部だけかな、、、と話しながらチェック。んん?ボードジョイント部が気になるなぁ。てなワケで、もう1回、全面重ね塗り!
終わったのはPM8:00くらい。もうみんなヘロヘロです(笑)。出隅コーナーの処理だけは、後日もう一度処理ということで終了。お疲れ様でした!
材木屋さんへ
三鷹の家、テーブルキッチンに使う材料を探していました。施工の原島さん、施主のMさんたちと共に府中の材木屋さんへ。
積んである板から取り出して、、、
50ミリ厚の杉板です。このうち2枚をセレクトで決定!。製材して繋ぎ合わせて大きなテーブルに加工します。出来上がりが楽しみです。
先日、階段の手摺を設置しました。表情は、黒皮をそのまま使用します(黒皮、何気に人気です)。
見上げ。上に見えるのはロフト。
ロフト床と同じ厚みでブラインドボックス。この画像では分かり難いけれど、エッジを効かせています。
子供部屋のロフト手摺。
ウォールランプ
三鷹の家、Mさんがジャン・プルーヴェのウォールランプを購入。電源の取り回しや下地確認のため、現場にて位置合わせ。
ん、ちょっと低いかな、、、?
もう少し上げてみました。左右に振ると天井ギリギリ。これで決まり!。電源の取り回し計画も、シンプルにまとまりました。
当初、施主施工で壁天井はラワンに白染色。壁を張る前に材料の状態で塗ってしまおうと、染色までおこなったトコで、ムラが気になりだしたMさん。相談の上、LDKは、例によって漆喰壁塗りに変更!
写真はちょっと前の状態。
サプライズ
6/2は、三鷹のMさんと事務所で見積結果の打合せ。仕様変更にて金額圧縮のアイディアを一つ一つ吟味。打合せの最中、「そういえば荘司さんに見てもらいたいモノがあるんですよ」と言って取り出したのは、、、
じゃじゃん!1/50模型。Mさん夫妻作。
照明まで再現しながら、内部も作りこんでいます。壁も床もテクスチャーまで表現、ベッドは布で作ってある、力作!でした。Mさん曰く、「こうやって作ると、凄く理解できますね」。とのこと。作っている最中は、部活のような勢いで取り組んだそうです。ココまで作った施主は初めてです!Bravo!
4/17は三鷹の家の地盤調査立会い。木造2階なのでスェーデン式サウンディングです。良好な地盤が出てホッ。
荘司建築設計室
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