箕輪町の家@横浜市 - 施工編


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バレルチェア


週末、残工事の確認で箕輪町の家に寄りました。ダンボールが片付いて、ようやく落ち着き始めたようです。ワークスペースには、フランクロイドライトのバレルチェアが馴染んでいました。住み始めてからの写真は、落ち着いてから撮らせて貰う予定です。



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見学会終了



見学会にお越し頂いた皆様、ありがとうございました!また、せっかくお越し頂いたのに、お話や説明する時間が取れず、、、となってしまった方々、私の対応が至らず申し訳ありませんでした。そして施主Kさん、ありがとうございました。


最初の提案の空間コンセプトは「チューブ」。コンセプトはそのまま残りました。







事務所で製作したスイッチプレートも無事に付きました@黒皮鉄板



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「光のいたずら」

ライティングすると、枕木テーブルの下に光の粒。LEDは光がまっすぐ伸びるから、古材の穴を通した光が、そのまま床面に現れるのです。ちょっとした隠れアートです。



夜景全体。ライティングのパターンで表情が色々変化します。これは間接照明OFFバーション。



夜景のスナップ。外構照明は自動点滅と人感センサーを使い分けています。



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追い込み


キッチン天板は墨モルタル。クリアーを入れてフィニッシュです。



足場板ベンチと枕木テーブル。



私の方で発注していた黒皮鉄板が届きました。左の大きいのが箕輪町の家用、右は事務所用です。せっかくなので事務所のプレートも変えてみます。



そして穴あけ〜〜。12ミリ径のドリルの刃も用意しました。まずは事務所用で練習。



続いて本チャン。3.2ミリ厚の鉄板なのでゴリゴリと穴あけします。何とか上手く出来ました。後は現場でピタリと合うことを願うばかり。






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ここから事務所内編。
ウチの事務所のトイレのスイッチは、コチラ。新金属プレートにダメージ加工を加えてトグルスイッチを設置しています。これを穴あけした黒皮鉄板に変更します。



まずは仮合わせ。両サイドの固定ビス、表に出したくないなぁ、、、。と固定方法を思案。


固定ビスを出さないように下地プレートを作成することに。事務所内に転がっていたアルミ材を使います。上は失敗作。コの字断面を使ったらスイッチ本体に干渉してしまいました。ガックリしながら作り直し。今度はLアングル。見えない部分だから、穴あけも雑(笑)。


そしてセット。上手く付きましたよ。
黒皮トグルスイッチ


黒皮鉄板のプレート、一般スイッチ用は販売しているところがありますが、トグルは見つからず。無いなら作っちゃえ、てな感じでやった次第です。


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横浜市で施工していた「箕輪町の家」、建主さんのご好意で見学会を開催します。
日時:2月18日(日曜)10時〜17時・・・終了しました。




ようやく枕木テーブルも出来ました。とても良い質感です。もの凄〜〜く重い。
枕木


最後のスパート、壁天井ラワン合板を使用している箇所、
連休中にKさんは施主施工のオイル塗り。私も少し手伝いましたよ。ここはウォークインクローゼット。ラワン素地も良い感じです。塗る前。この後に養生をして、、(養生が一番大変です)


アフター。濃い色味を目指していたので丁度良い色合いになりました。


その他、小部屋はマホガニーで着色したり、ロフトの古材にもオイルを入れたりと、最終仕上げを施したら、とっても表情豊かな家になりました。








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トグルスイッチ


現場のトグルスイッチ。プレートはアルミの3ミリ。この質感、充分良いのですが、たぶんお蔵入りにする予定です。まだコチラに材料が届かないのですが、黒皮の3.2ミリプレートを事務所で作製して入れ替えを想定しています(現場を通すと無駄に高くなりそうだったので)。あ、鉄工用ドリルのサイズ、買い足さなきゃ出来ない、、、。と、書きながら気づいたのであった。



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レバーハンドル


箕輪町の家、玄関の金物は「堀商店」を採用しました。設計図ではでMCS(ステンレス製)を指定。発注段階で再チェックしたら、何と個数限定で真鍮の復刻版MCSが出ていました。Kさんに差額分も含めて報告、そして真鍮を採用となりました。現場に届いた時に開封確認した時の写真。右上がMCSのハンドル。ついでにその他の金物も合わせて真鍮製にしました。
mcs



そして玄関ドアにセット。おぉ、、、、!とっても良いです。
この写真だけでは伝わらないけど、見たら誰もが反応するスケールだったりします。




それがコチラ。私の手をフレームイン!


もちろんサイズ感は発注前に説明済みです。実物を見たKさんの反応が面白かったです(気に入って頂けたようでホッ)。そして本日は、ドアとキッチンにアイアン塗料塗りの立会い。上の写真は塗装前の錆止め状態。ベースはハケ目を出して塗り厚が出るようにラフな感じで塗って欲しいと、塗装屋さんにとっては迷惑なリクエストをしています。仕上げはコッパーを薄〜〜くラフに入れてと、更に厄介な注文してます。Kさんにも立ち会って頂き、もう少し色重ねてとか、もう 1回黒を薄く重ねてとか、ペーパー当てて削って貰ったり、ハケは先端使ってとか、、、とかとか。(←厄介だったと思います)。結果、とても良い感じになりました。その写真は、また今度。





そして、、、2/18(日)に見学会を開催予定です。ご興味のある方は、予定入れておいてください!


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焼杉の手摺

箕輪町は、フィニッシュに向けて色々詰めの作業です。外構の擁壁階段に手摺を付けました。この部分、最初に見積もりを出した時は上から下までルーバーの壁面でした。減額で中止して、機能的に必要な部分だけの手摺を作りましょうてな流れになり、外壁面でも使用している焼杉でまとめたのでした。< br> 焼杉手摺

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自主施工の巻


前の週に下地処理まで行った壁天井、本チャンです。ここから下塗り、上塗りと2日に分けて作業開始!ちなみに私はツナギを着て作業。職人さんからは、車の修理屋?と言われたのでした(笑)。
シーラーは前の週にKさんが塗り切ってくれていました。




そして作業開始!下塗り1日目です。ワークスペースの色イメージはマスタード(色は全てKさんセレクト)。粒が入った特殊な塗料なので質感が出ます。



隣の図書コーナーは、ターコイズブルー。



この日、私はせっせと図書コーナーの棚を塗ったのでした(施主施工の部位、基本、私はサブですよ)。棚はザラつきが出ないように普通のAEP。壁天井よりもトーンを落としています。





そして2日目へ。上塗りを行います。
ちなみにリビングから見るとこんな風に見えます。くり抜いた向こう側に色があるという感じです。



トイレはモロッコピンクのイメージ。最終的にはコンセントプレートとか換気扇フェィスとかも塗ることになりそうな予感。




最後に家族の記念。
まずは手に塗料をぬりぬり。



そしてベタッ!



ご家族それぞれ、順番に好きな場所にペタッ。たぶん、全部仕上がると言われないと気づかないくらいになりそう。控えめな表現がとっても良いです。
壁に手型

そして日が暮れるまでにギリギリ塗り終わりました。養生テープを剥がして片付けして終了した頃には真っ暗。とにかく無事に終わって一段落です。そして今後、ラワンを塗るのは現場なのか?それとも勢いでKさんがやっちゃうのかは謎なのでした。


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作業とか


箕輪町の家、一部にアイアン塗料を使いたいので、サンプル作成してみました。用意したのはブラックとコッパー。単体で塗ったモノと配分変えて混ぜたモノ、ブラックの上にコッパーを掠れたように重ねてエイジング風にしたモノとか。ハケ目を出すか出さないかでも随分印象変わります。右上の大きめの缶は、事務所内で以前使ったモノの残り。手前の小さい缶2つは、「お試し缶」として販売されていたのを発見したので購入。お試し缶と言えどそれなりの価格だったり@シュペンパンザー。
ちなみに現場に持って行き、Kさんとこうしたいねと意見をまとめ、現場へ伝えると塗装屋さんが難色を示す。とりあえず塗装屋さんの見解待ちです。



こちらは、またまたユーカリの枕木。相変わらずワイルドで男前です(笑)。テーブルの天板に使います。


そしてテーブルのフレーム。最近、室内の金属系は黒皮ばかり使っているワタクシです。



枕木、厚みを揃えるのと綺麗にするのとで、表面を現場で削っています。いやー硬い硬い!とは大工さんの弁。そしてとても重い材料です。


木屑〜〜




そして自主作業開始。今回、部分的に着色する小部屋は施主施工としました。下地パテまでは工事対応としました。まずは基本中の基本、マスキング。Kさんと私で手分けして作業開始。


図書コーナーの棚は、全部ダボにしたので、マスキングが大変な事に。穴1個づつ、丸いシールを貼ってマスキングです。たしか400個くらい。


こんな感じで、ひたすら貼るべし!


私は、次の予定があったので途中で抜けたのですが、Kさんは、この後に下地シーラー塗りです。翌週は、いよいよ本チャンの着色です。





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外装チェック

水曜に足場バラしますけど、、、、と、担当より連絡。じゃ、その前に一通り外壁確認します。と、クリスマス明けの火曜日。外周廻り、足場をグルリと歩きながらチェック。外壁剥がして修正をお願いした箇所が1箇所。その他は細かい内容でした。


年内足場解体、間に合いました。内部は建具が付いて、塗装屋さんと内装屋さんが作業中です。
軒の色は、Kさんと現場見ながらクリスマスイブの日に決まりましたよ。



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イロイロ

ようやく外壁のガルバ、張り始めました。形状は小波です。
ガルバ


細工が大変な枕木の段板、加工途中の図。断面だけでも表情豊かです。
枕木

こんな感じで取り付きました。これは2階へ上がる階段。ロフトに上がる階段も枕木です。絶賛養生中なので全景は最後ですね。

あと、この材料使って3.1mのテーブルも作るので、大工さんは、まだまだ大変な作業が残っています。




浴槽が入りました。KALDEWEIのホーロー浴槽です。Kさん、ショールームで確認して洋バスを選択です。そして床のタイル下地。


タイル貼り終えましたの図。



コチラはキッチン天板に使うモルタルの色サンプル。


枕木と足場板、色合いを確認するために植物オイルを塗ったサンプルを用意して頂きました。クリアで良いのか?着色を加えるのか?それとも素地のまま?という選択肢から、、、。


で、軒の色を決めて下さい〜と散々催促されています。さてさて。

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デッキ張り

屋上のデッキ施工中です。デッキ材はイペ材。ここは高台なので屋上は気持ちが良いです。見積もり調整時のコストダウン案では屋上中止も検討しましたが、やっぱり残して良かったです。
イペ


ガルバの屋根上にデッキなので、このような下地を組んでいます。
デッキ下地


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枕木を使うの巻

箕輪町の家は、ヤレた素材を要所に使っています。足場板は以前に紹介していますが、次は中古枕木。オーストラリア産です。以前、東葛西の家でオーストラリア産の枕木を使い、とても質感が良かったので、今回は更にワイルドな使い方をします。現場に材料が納入された時、担当上杉さんから、なんだかトンデモナイのが来たけど、本当にこれ使うの???。指示貰わないと、扱えないんだけど、、、と連絡がくる。じゃ、今から現場に行くからちょっと待っててと私(ジムショから自転車で20分くらいで現場まで行ける)。

じゃん。
枕木


真っ二つにスライスした状態です。スライス面だけそこそこ綺麗。その他の面は、結構凄い味が出てます。
枕木


まず1段だけセットしてみましょ。と、大工さんにカットして貰います。ちなみに厚みもバラバラだし、とても硬い材料なので、途轍もない手間がかかりそうなのは、この段階で、みんな把握してしまいました。本当にこれ使うの??と、皆から無言の圧力を感じる私なのでした。
枕木


仮セット。とっても良い質感です。これで行きましょうと私。うわー、大変だ〜〜と、皆さん。ちなみに現場の皆さんとは、仲良くやってますよ。
段板


つづく。
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進行中

床暖房パネルの上にフローリング仮置き。床暖房はガス温水式。この家、フローリングは2階だけだったりします。
床暖房パネル



ロフトの床は古材足場板。良い感じに張れています。
loft


キッチンの天板はモルタルで作ります。色は違うけれど、質感確認でサンプルを用意して貰いました。うん、この質感なら良いんじゃない。てなことになり、指定した色見本が上がってくるのを待ちます。
モルタル天板

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内部進行中

ロフト部分、ラワンの壁天井が貼り終わりました。床は古材の足場板。薄くスライスされたモノを採用。寸法にバラツキがあるので大工さんの手間が多いです。当初は暴れそうだから釘と接着剤で留めないと、、と打合せ。実際に加工してみたら、これならフィニッシュと接着剤で大丈夫と大工さん。釘頭を出さずに納められそうで良かった。
ロフト



浴室、FRP防水を施しました。壁はFRP用塗料で白塗装。窓高さは浴槽エプロンと揃えています。窓の向こうは隣地の擁壁。見える範囲にグリーンを植える予定。
bath



大判FIX、やっと入りました。施工はクレーンで釣り上げてセット。台風続きだったので、予定が何度もズレ込んだのでした。 中央の階段は仮設です。
living



床フローリングサンプル。色々候補がありましたが、機能と見た目と金額的な折り合いをつけて、この中から選定しました。
フローリング



ロフトの床は、古材の足場板。搬入された梱包を解くと「うわー、サイズがバラバラだ、、、」と、担当上杉さん。大工さんからは、一番狭い幅の材に合わせて、片面全部カットだな。と。
足場板 床


いやいや、ちょっと待って。と私。カット面は綺麗な断面になって古材らしさが消えちゃいます。そこで仮並べしてみることに。狭い材と広い材で5ミリほど違いがあります。うーん、これは勝手に決められないなぁ、、、と、施主KさんにTEL。かくかくしかじか、、、と相談。このままバラツキ隙間ありOKで行きましょうと決定。
古材 足場板

実は隙間バラツキありでOKって大工さんからすると、やりづらい仕事です。隙間を出さずにキチッと揃えるのが通常の仕事です。なので大工さん、そばにいた電気屋さんに、これ電気屋さんが貼ったら?と冗談で言ってました。電気屋さんは、俺は大工より上手いよと言ってましたが(笑)。







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内装やサッシ


内装下地進行中。リビングは天井が高いので中間に工事用仮説床を作っています(下の画像)。


小部屋のつながり。手前がワークスペース、中間が本棚の部屋。奥がお子さんの勉強部屋。リビングからアクセスです。この付近はYさん自主塗装の予定です(白ではない)。



サッシも付きました。ただ、デカイ製作サッシが残っているので雨仕舞いがしっかりするのは、もう少し先。余談ですが、準防火地域内のサッシ、高額なのはなんとかならんかね、、、。サッシは毎回予算コントロールで四苦八苦する部位です。







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CGでイメージ検証の巻


施主のKさん、もともとシルバー系のイメージでした。サンプル見た上で、その他の色の施工例も見に行って、日比谷線っぽい(笑)のは違うんだけど。と激しく悩みます。ならば、参考に他の色も作って検証しましょう、と、作ってみました。つや消しのガルバサンプルを見ながら、フリントグレー、黒、こげ茶、ダークブルー、モスグリーンのバリエーションを並べてみます。色が違うだけで全然印象が変わりますね。
現場からは屋根だけ先に発注したいと言われていたので、とりあえず、屋根だけ決めました(壁も同じ色になる予定)。さてさて。

波板 グレー 黒
こげちゃ
ダークブルー
モスグリーン






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波板サンプル


ガルバ波板のサンプルを用意してもらいました。
日陰と日向でも随分印象が変わります。ムムム、、 ガルバ波板

ロフトのカタチが見えてきました。
ロフト






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上棟後、金物、間柱、筋交い等を設置中。設備配管も同時進行しています。
日吉の住宅

2層目の屋根の野地にアスファルトルーフィング張り。最終形はルーフテラスを設置します。
屋根の上


コチラは上棟直後。1層目の野地に翌日の雨対策でブルーシート。それにしても空の表情が違うだけで景色のイメージも全然違いますね。
ブルーシート屋根






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上棟しました


翌日、施主のKさんと現場へGO。上棟しました!
箕輪町の住宅

眺望と採光を活かすために2階がLDK。左にロフト。
2階LDK

見晴らしが良い敷地だったので屋上も作っています。荘司作成のCGで色のイメージを確認しながら、Kさんと屋根や外壁の色決め相談。3種類ほどサンプルをピックアップ。大判のサンプルを用意頂き、それを見て決定することにしました。







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建て方スタート


朝、事務所に行くルートを変えて箕輪町へ寄り道。棟上げ状況を見に行きました。坂道の突き当たりが敷地です。よくクレーン納めたなぁ・・・。とりあえず休憩時間に顔出し。
崖上建築







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基礎配筋


雨続きで現場の皆様ご苦労様です。おかしな8月の天気が続いてます。雨とお盆の合間に基礎配筋。29日に上棟予定。2階レベルで広がる景色が楽しみです。

基礎配筋





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地盤改良杭(鋼管杭)


横浜市港北区にて箕輪町の家、現場スタートです。擁壁で造成された高台の敷地です。まずは杭工事(地盤改良杭)から始まりました。事前に大丈夫だよと言わ れていましたが、この重機よくココまで運べたなぁ、、と思うのでありました。(狭い道路から4.5mほど上がった土地なので)。地盤改良を行う場合、一般的に柱状改良の方が安いのですが、この敷地では使えず。鋼管杭を採用しています。
地盤改良杭






荘司建築設計室